冬から春になってくる3~4月の少し暖かくなり始めた頃に、なんとなく体がだるかったり、やる気が出なかったりして体調が悪い時はないでしょうか。
「風邪かな?」と思ってみたものの、案外その疲れの原因は「春バテ」かも知れません!
私も少し前までは、「五月病」「夏バテ」ぐらいしか知りませんでしたので、春バテについて調べてみました。
春バテって?
卒業や入学、入社といった、新年度が始まる時期に起きるのが春バテ。
症状としては、肩がこるなど体がだるくなったり、頭痛がしたりと体に不調が出るほか、何となくイライラしたり、倦怠感があるなど心身ともに不調になります。
春バテが起きるのは、下記2つの原因による自律神経の乱れから起きると言われています。
新生活でのストレス
季節の変わり目の寒暖差
新生活でのストレス
大学などでの新入生や新社会人、特に新しく一人暮らしを始めた人の場合、生活もガラッと変わり、新しい生活に向けての不安などでストレスを感じやすかったりします。
また、この時期は花粉症の時期でもあるので、余計にストレスが溜まりやすい環境になる可能性が高いです。
このストレスによって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、自律神経の働きが大きく乱れてきます。
季節の変わり目の寒暖差
3〜4月で暖かくなり始めた季節の変わり目の時に困るのが、朝晩の寒暖差です。
「昼は暖かいのに夜はまだ肌寒い」という日が続く事で、体の体温調整もしてくれる自律神経が働き、その分のエネルギーを消費するので疲れを感じるようになります。
また、春に高気圧が通過したあとにくる低気圧の「気圧の谷」によって、酸素の空気中の割合が低くなることで、日中でも交感神経が優位な状態になります。
そうなると、体は休憩中のいわゆる「おやすみモード」になるので、日中でも普段以上にダルさや眠気が強くなり、ヤル気が出ないという状態になってきます。
春バテの対策
春バテしないようにする対策としては、原因にもなっている自律神経の乱れを整える事です。
実際にどのような事をするのかと言うと、適度な運動や十分な睡眠など健康的な生活を心掛ける事になります。
運動不足の人は、忙しくて運動する時間がないという人も多いかと思います。
その場合は、少しだけ早起きして、軽いウォーキングをするのも健康的です。
睡眠については、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるなど、睡眠前にリラックスする事が大事です。
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食生活も春バテに影響してくるので、特に一人暮らしの場合は栄養管理などにも気をつけたいですね。
スマホの見過ぎにも注意!
春バテの症状が起こる原因を作りやすいものとしてスマホの見過ぎがあります。
昔ではテレビゲームやパソコンだったものの、今ではスマホが下記のような状況を作っている事がよくあります。
目を酷使してしまう
夜更かししてしまう
画面を見る姿勢が悪く肩こりになってしまう
上記の全部が該当するような、「夜に寝ながらスマホを長時間見ている」という毎日を過ごしている場合は特に注意です。
ただでさえ肩こりなどで体が不調になりやすい中、しっかりとした睡眠をとるのも難しくなってきます。
最近ではスマホで調べ物や確認する事は多々あると思いますが、寝る前に長時間使用するのは、なるべく避けた方が良いと思います。
日々の生活を見直す事で、新年度のスタートも元気に過ごしていきましょう。