子供が小さい頃の育児で大変な事の1つがお風呂だと思います。
特に頭を洗うのが苦手な子の場合は、声が響くお風呂の中でかなり泣き叫んでしまうので、近所の目も心配になってきます。
我が家の子供たちも中々に大変だったので、今回は泣かずに座って頭を洗えるようになった方法を紹介したいと思います。
子供が頭洗いを嫌がる理由は?
恥ずかしながら私自身が、結構大きくなるまで頭を洗うのが苦手でした。
なので、子供がシャワーなどで嫌がる理由も全部じゃないですが、いくらかは何となく分かります。
シャワーが熱かったり、体勢がしんどかったりという場合もあったりしますが、1番の理由は、ズバリ怖いからです。
シャンプーが目にしみた事や耳にお湯が入って気持ち悪かった事などが元々の原因だったりもしますが、そうでなくても顔に水がかかったりするのは慣れない内は怖いですよね。
それに、自分ではなく親のタイミングでシャワーがかけられるので、顔にかかるのは特に嫌がって怖がります。
なので、気を付けるポイントは、なるべく顔にかからないようにする事です。
寝転んで洗う場合のポイント
首が座った後でも子供がある程度大きくなるまでは、ほとんどのご家庭では寝転んで頭を洗っていると思います。
洗い方のイメージとしては、美容院の洗い方ですね。
子供を膝の上に仰向けに寝かせて洗う家も多いと思いますが、お風呂用の寝転べる椅子(ベッド)を使うと両手も使えるので親子共に楽なのでオススメです。
我が家では始めはスポンジのベッドを使って、ある程度大きくなってスポンジベッドから体がはみ出すようになってからはこんな椅子を使っています。
3歳半ぐらいまでは現役で使っていけます。(3歳ぐらいから少しずつはみで始めますが…)
お湯でシャンプーの泡を流す時のポイントは3つ。
寝転んで洗う場合に子供が苦手とするのは、泡を流す時が多いと思います。
実際、シャカシャカしてる時は嬉しそうにしていたのに、流し始めると嫌がる事が良くありました。
油断すると顔にかかる事も多いので、丁寧にシャワーをしてあげましょう。
前髪の泡を流す時は、顎を上げて頭が下向きになるような状態(ブリッジみたいな体勢?)で流す事
耳周辺の泡を流す時は、耳の上側に人差し指をそえて水の流れを作り、シャワーのお湯が耳に入らないようにする事
起き上がる前に、髪の毛をタオルでしっかり拭き取る事(濡れたままだと起き上がった時に顔に垂れてきます)
ちなみに私が子供の頃は、風呂桶ですくったお湯で流されていたようで、結構バシャバシャ顔にかかっていたとの事でした…。
座って洗う場合のポイント
座って(あるいは立って)洗う場合は、全く顔に水がかからないという事はまず難しいかと思います。
洗い方のイメージとしては、下を向いて頭を洗う理容院の洗い方ですね。
なので、多少は顔に水がかかっても大丈夫なようにして置く事が大事です。
水に慣れさせる
顔に水がかかる事に慣れるためには、まずは子供が自分で顔を水で洗えるようになると早いです。
とは言え、いきなり出来るかというと、最初は顔を洗うのも怖がってしまいます。
ゆっくりと自分で顔を洗う事を覚えてもらう
我が家では、初めは手に水をつけて、濡れた手で顔に水をつける事から始めるとスムーズに出来ました。
慣れてきたら、実際に水をすくって顔を洗う練習に切り替えていきましょう。
この時も最初は、顔を洗った後にすぐにタオルで水を拭いてあげると、子供も顔が少し濡れても大丈夫という事が分かってきます。
また、上手に出来たらしっかりと褒めてあげましょう。
上手く出来るという自信をつけさせる事も大事です。
シャンプーハットをかぶる
我が家ではシャンプーハットをかぶる事を嫌がって上手くいかなかったのですが、ハマる子には良いみたいです。
シャンプーハットで頭を洗う場合のポイントは2つです。
頭を洗う時に顔を上向きにする
サイズがちゃんとあった物を使う
少し上向きにするのは、もし少し隙間が空いていた場合や子供がシャンプーハットを途中で取ってしまった場合でも、お湯が後ろに流れていくので顔が濡れる可能性が少なくなります。
サイズがちゃんとしていれば、上記のようになりにくいので、購入の際は頭の大きさに合わせた物を買いましょう。
タオルで目の周りを濡れないようにする
我が家では、タオルで目の少し上をおさえる事で、ほとんど泣かずに座り洗いが出来るようになりました。
眉毛辺りをタオルでおさえると、水の流れが変わって目にも鼻にもお湯がかかりにくくなります。
とは言え、顔はかなり濡れますので、最初は次の3つのポイントをしっかり抑えておきましょう。
最初は何回かに分けて流す
お湯をかける時にはしっかり声掛けをする
流し終わったらすぐに顔を拭いてあげる
シャワーで流す場合は、最初は少し流して休憩というように何回かに分けて泡を流しましょう。
一気に流すのではなく、3秒、5秒、10秒と少しずつ連続して流す時間を増やすようにすると、段々とシャワーに慣れてきます。
また、いつ終わるか分からない場合は、余計に怖い気持ちになってしまいますので、「今から◯秒かけるよ。」と声を掛けてから、「1、2、3」と数えながらシャワーをすると恐怖心も少し和らぎます。
最後に濡れた顔をすぐに拭いてあげる事で、濡れても怖くないという事を意識させてあげましょう。
それでも泣いてしまう場合は?
上手くいけば良いですが、それでもずっと泣いてしまう場合もあるかと思います。
その場合は、他の方法や原因についても考えてみましょう。
水泳を習う
スイミングスクールで水泳を習うと、当たり前ですが水に慣れてくるので、お風呂で泣くような事はまず無くなってくるようです。
水が苦手な子には少しスパルタな感じかも知れませんが、周りの子供達と一緒なので家で水に慣れる練習をするよりも早く克服出来る事もあります。
風呂桶で泡を流す
シャワーが苦手な子でも、風呂桶でザバッとかけてやると平気な場合があります。
水がかぶるのが一瞬だからなのか、シャワーが怖かったからなのかは分かりませんが、シャワーで上手くいかない場合は一度試してみる価値はありです。
泣いている理由を考える
そもそもの泣いている理由が、水が怖いからじゃない場合もあります。
例えば、シャワーが熱い場合やイヤイヤ期だったり、ただ眠たくなっているだけの場合などもあるので、原因が他にないかを考えてみましょう。