ウッドデッキが塗り替えのタイミングって、中々難しいですよね。
そろそろした方が良いかなと思いながらも、後回しにしてしまう事もよくあると思います。
今回は、簡単そうで実は結構大変なウッドデッキの塗り替えをしたので紹介します。
ウッドデッキの塗り替えの時期は?
ウッドデッキの塗り替えは、一般的に3年や5年ぐらいで塗り替えるのが良いと言われています。
ただ、日光の当たり具合や雨風の影響など、環境によって2年ぐらいで劣化し始めたりするなど、実際の適した時期はかなり前後してきます。
我が家では、初めは屋根やサンシェードが無かったり、ウサギをウッドデッキの上で飼っていたりで傷みやすかったのか、1~2年ぐらいで結構傷んできていました。
そして、一度塗り替えをしていたのですが、それから1〜2年経った今で、また色褪せてきていました。
そんなに年数が経っていなくても、見た感じで色褪せている場合は、塗り替えを検討した方が無難かと思います。
作業に向いている季節
ウッドデッキの作業に向いている日は、気温も湿度もちょうどの春か秋の天気の良い日です。
夏は高温多湿なのであまり塗装に向いておらず、何より暑くて作業をするのが大変です。
また、冬は乾燥しているので、晴れている場合は乾きやすいのですが、朝に霜がでたりでウッドデッキが濡れてしまっている場合もあるのであまり向いていません。
何より寒いですし…。
そんなところからも、やっぱり春と秋が塗装に最適な季節になります。
ただ、春も秋もどちらも雨の時期があるので、春の場合は「梅雨が来る前」に、秋の場合は「台風が過ぎて落ち着いた後」に、天気予報を確認しながら作業日を決めましょう。
ウッドデッキの塗装の流れや必要な物
作業をする日を決めたら、計画的に準備をして作業していきましょう。
スケジュールを立てておくと作業も捗ります。
逆に道具を揃えていなかったり、ウッドデッキの状態を把握していなかったりした場合は、作業に色々と手間取ってしまう事もあります。
塗装の流れ
ウッドデッキの塗装でする事は、大きく考えると「片付け・掃除」と「塗料を塗る」の2つです。
大体の塗装の流れは次の通りになります。
- 塗料やハケなどを揃える
- ウッドデッキの片付け・掃除
- 古い塗料が残っている部分を研磨する
- ウッドデッキに塗料を塗る
- 乾燥させて完成(あるいは2度塗りする)
塗装の際に用意する物
ウッドデッキの状態によっても用意する物は少し変わってくるかも知れませんが、大体は下記の物を用意しておけば問題ないと思います。
用意する物
- 塗料
- ハケかローラー
- ブラシか高圧洗浄機
- ホース
- ほうき
- 平べったい棒状の物
- サンダー(やすり)
- 養生テープ
正直いらない物もあると思いますが、これだけ揃えていれば、スムーズに作業できるでしょう。
ウッドデッキの片付け・掃除
まずは、ウッドデッキの片付けや掃除ですが、ウッドデッキの状態によっては、塗り始めるまでが一番大変です。
特に「部屋の一部として使用しているか」、「庭の一部として使用しているか」で、汚れ具合も大きく変わってきます。
我が家の場合は、ガーデニングや子供の砂遊び、ウサギの遊び場所といったように、庭の一部としての使い方だったので、泥汚れも結構なものでした。
片付けと掃除だけでも結構な時間が掛かりますので、何日か前からやっておくか、遅くても朝一からやり始めないと塗装まで辿り着けない可能性も…。
物を移動する
とりあえずは、草木達や遊び道具などが一杯なので、置いているものを移動させて掃除が出来る状態にします。
水洗いしたり、二度塗りをする場合は、1日で終わらない場合もあるので、長時間置いておける場所に移動しておきましょう。
板の隙間掃除
次にウッドデッキの板の隙間を掃除しましょう。
もしかしたら、詰まること自体が一般的ではないかも知れないのですが、ウッドデッキの板の隙間が土や草で詰まっている場合は、水捌けも悪くなるのでしっかり掃除が必要です。
雨などが降った時に乾きにくくもなるので、しっかり綺麗にしておきましょう。
ここの掃除は平べったい棒状の何かで、ひたすら固まっている砂をかきだします。
初めはゴミ拾い用のトングでしていましたが、トングではかなり時間が掛かっていたので、百均の小さなノコギリでやってみるとスムーズに綺麗になりました。
ただ、丁寧にやらないと板を少し切ってしまうかも知れないので要注意です。
ウッドデッキの表面の汚れ落とし
ウッドデッキの表面が汚れている場合の泥落としなどは、「ブラシ」や「高圧洗浄機」などでやっていきましょう。
ブラシと高圧洗浄機のそれぞれのメリットは次の通り。
ブラシのメリット・デミリット
メリット:満遍なく綺麗になる。力加減がし易いので、ウッドデッキを傷つけにくい。
デメリット:綺麗にするには力がいる(結構しんどい)。時間が掛かる。
高圧洗浄機のメリット・デミリット
メリット:用意が出来たら手軽に出来る。
デメリット:上手くしないと板を削ってしまう。満遍なく綺麗にするのは難しい。
仕上げを良くするには研磨をしよう
ささくれ等を無くしたり、塗装をより浸透させる為には、研磨をしておくと、見た目も綺麗に仕上がるのでオススメです。
元々がそんなに汚れていないウッドデッキの場合は、研磨をして掃き掃除するだけでも良いかも知れません。
今回は、サンダーが家にはなかった事と、泥汚れがかなりついていた事もあり、研磨はしませんでした。
実は研磨も頑張ろうと紙やすりを用意していたのですが、少しやってみたものの、時間も手の疲労もかなりだったので諦めました…。
頑張って力を入れて擦ると、ちょっとやっただけでもそれなりに綺麗になりますが、やっぱりサンダ―がないと厳しいと思います。
ウッドデッキに塗料を塗る
いざ塗料を塗る時ですが、時間や綺麗さを考えると、ケチケチせずにたっぷり塗っていった方が良いと思います。
そのために、塗料については、価格は上がりますが大きめの容量の物を購入した方が良いでしょう。
木の椅子や棚がウッドデッキにある場合は、余った分で塗るのも良いかも知れません。
ちなみに我が家では、二度塗り分が少ししか残ってなかったので、その分が小さな木の棚に塗られていきました。
同じ色の塗料で塗ると色が統一できるのが良いですね。
ウッドデッキを塗る時は、壁などに塗料がつかないように養生し、端っこから順々に塗料を塗っていきましょう。
正直、塗ること自体は特別難しくもないので、ある程度楽しんで塗っていけると思います。
ちなみに、二度塗りするタイプの塗料だったので、後日に改めて塗料を手に入れてから重ね塗りはしました。
注意ポイント
塗料は開ける前に振るだけでなく、開けてからもしっかり混ぜておきましょう。
かなり振ったから大丈夫だと思っていたら、底に溶けていない塊が溜まってました。
ハケで塗る?ローラーで塗る?
塗る時の道具は、一般的には「ハケ」か「ローラー」になるかと思います。
個人的には、ちょっとしたデコボコがあっても塗り残しをしにくいので、ハケで塗る方がオススメです。
ローラーで塗る方が早くて楽かも知れませんが、塗る量の細かい調整が難しいのと、塗料の減りが早くて量を多く使う(ヘタなだけかも?)ような気がします。
ただ、横側を塗る時などは、塗料が垂れにくいのでローラーの方が使いやすいかも知れません。
どっちで塗るか迷った場合は、場所で使い分けるなどして、どちらも併用して使うと塗り易いと思います。
ウッドデッキの塗り替えをして思った事
最終的にはそれなりに完成しましたが、道具の準備不足など所々に反省点がありました。
一番の反省点は準備不足です。
道具の準備はしっかりとしておこう
今回ウッドデッキの塗り替えをして、改めて道具の準備や手入れはしっかりしておかないといけないなと感じました。
というのも、いくつか失敗した事があったからです。
当たり前ですが、道具は普段からしっかりと保管しておかないと、いざという時に使えなくなってしまいます。
私はブラシ派なのですが、今回の塗り替えでウッドデッキに使用した時に、途中で折れてしまい、隣の実家にあった高圧洗浄機を急遽借りる事にしました。
ブラシについては、普段から雨風にさらされている所に置いていたから脆くなってしまったと思うので反省です。
また、普段使わない高圧洗浄機を調整せずにいきなり使ったので、結構ウッドデッキが削れてしまいました。
何箇所か削れてしまったので、削れた所の周りは被害を抑えるために、今回はそれ以上はあまり触れないようにしました。
おかげで塗装した後の色で一部に少しムラが出来ました。
使い慣れない道具の場合は、慌てずに徐々に慣らしていく事が必要ですね。
自分で塗替えをした出来上がりは?
ハプニングもあり、完璧とは言えませんが、塗り替えた結果は結構満足です。
塗り替え前は明らかに色が剥げて、「劣化しないように早く塗り替えしないと」と少し焦ってましたが、塗り替え後は色はもちろん、木の状態も良くなった気がします。
少し前の塗料が残っている部分が色ムラになってしまいましたが、今回は防虫・防腐の効果がメインで考えていたので、あまり気になりません。
何はともあれ、それなりに自分でウッドデッキの塗り替えをしても、満足いく結果でした。
ウッドデッキを長持ちさせる事を考えると、これからは1〜2年毎には、塗り替えをしていきたいと思います。
ただ、次回塗る時は、サンダーを購入して、しっかり研磨もしてから塗っていきたいと思います。
これから塗装をする人は、しっかり準備して塗り替えを始めていきましょう。