花見と言えば、公園での場所取りから始まり、皆でワイワイとお酒や食事、お団子を楽しむもの。
少し前までは、それが当たり前で、ほとんどの人がそうしていたと思います。
ところが、最近では屋内で花見を楽しむ「エア花見」をする人が増えてきているようです。
という事で、我が家でも「マジック桜」というエア花見グッズを使って自宅でのインドアな花見を楽しんでみました。
時間や場所を選ばないエア花見を楽しもう
テレビのニュースでも見かけるようになってきたエア花見。
初めて聞いた時は、「花見までエアに!?」と驚きましたが、年々人気が出てきていますね。
本物の桜には無い、エア花見ならではの手軽さが人気みたいです。
実際の桜を観賞するのではないので、自宅などで朝昼晩といつでも楽しむ事が出来ます。
特に下記のような場合には、普通の花見よりもエア花見が選ばれる事が多いみたいです。
- 人混みが苦手
- 花粉症で外に出たくない
- 花見の予定の日がいつも雨ばかり
- 花見に行くのが面倒
実際の桜の方が壮観さなどは圧倒的だと思いますが、時間や場所を選ばないという点は結構大きいのではないでしょうか。
最近だとエア花見を取り入れている居酒屋さんも増えてきているようなので、アウトドア派もインドア派もどちらも花見を楽しめるようになってきていますね。
エア花見に必要なものは?
エア花見に必要なものは、ズバリ花見に行った気分になれる事でしょう。
極論で言うと、夢で花見に行くというのもエア花見になるんじゃないかなとも考えています。
とは言え、折角ならやっぱりある程度の花見グッズは揃えておきたいですよね。
とりあえずは、下記の3つがあれば、エア花見ができるかと思います。
エア花見用の必須グッズ
- 桜の代わりになるもの
- 団子
- お酒などの飲み物
エア花見に使う「桜の代わりになるもの」にも色々な種類があります。
例えば、居酒屋さんでは、プロジェクターに映像を映したり、桜の枝を飾ったり、お店の中で花見気分を演出する所もあったりします。
また、オシャレなレストランでは、プロジェクションマッピングで桜を映し出すお店もあるみたいです。
一番お手軽なものでは、お天気のウェザーニュースさんが提供しているスマホでVRの桜を楽しむものがありますね。
そんな中、自宅で楽しむ場合に私がオススメしたいのが、紙の木に自分で桜を咲かせる「マジック桜」です。
自宅で花見を楽しめるマジック桜
自宅でエア花見をしてみたいと思っても、「正直テレビやスマホの映像では物足りない」と思われる人の方が多いかと思います。
やはりエア花見とはいえ、せっかくなら実際に存在するもので花見をしたいですよね。
マジック桜は自分で小さな桜を咲かせる所から楽しむことができますので、愛着も湧いて花見をすることが出来ます。
また、最後には散ってしまうので、他のものと比べても特に花見に近い楽しみ方ができるかと思います。
マジック桜って?
「12時間で桜の花を咲かせる」という事で、テレビで取り上げられる事もあるので、マジック桜を知っている人も多いのではないでしょうか。
マジック桜は、紙で出来た木に魔法の水をかける事で、時間を置くと桜の花が咲いたようになるエア花見グッズの1つです。
実際に手にして咲かせてみて思ったのは、「小さな桜の盆栽みたいで中々面白い」という事です。
温度や湿度、枝部分の開き具合で咲いた後の見た目が大きく変わるので、育てることも中々楽しむ事ができました。
マジック桜ならではの特長は、下記のような部分があります。
マジック桜の特長
- 1年中いつでも花見が出来る
- 高くないので手軽に買える
- 花を咲かせる所から楽しめる
- テーブルにも飾れるコンパクトサイズ
手軽にエア花見を楽しめるものの中でも、本物っぽさとコンパクトな手軽さを考えると、マジック桜はオススメです。
あと、ちょっとした「はなさか爺さん」の気分も味わえるのも良いですね。
子供と一緒に花を咲かせてみました
今回は子供と一緒にマジック桜を咲かせてみましたので、どんな感じに桜の木が出来たのかを紹介します。
マジック桜のポイントの1つは、子供にも桜の花を咲かせる事が出来る簡単さです。
実際に使用する道具も下の画像のように、「紙の木」「トレー」「魔法の水」の3つだけで場所を選びません。
また、桜の花を咲かせるためにする事も次の3つだけで、基本的には誰でもどこでも出来ると思います。
桜の花を咲かせる手順
- 桜の枝を開く
- 魔法の水をかける
- 花が咲くのを待つ
桜の枝を開いていきます
まずは最初の作業としては、桜の木になる紙をトレーに差し込み、枝部分を広げるように開いていきます。
マジック桜を使用するのは7歳以上からとなっていますが、幼稚園ぐらいの子でも部分的にお手伝いしてもらうことは出来るかと思います。
我が家では、一番ポイントになる(?)枝を開く部分をお手伝いしてもらいました。
枝を開く場所には切れ込みが入っているので、そこを交互左右に広げるように開いていきます。
折り曲げ過ぎた場合でも、水をかけると結構まっすぐに戻ってしまうので、枝部分は気にせず開いていきましょう。
魔法の水をかけます
枝を開いたら、今度は魔法の水をかけます。
この水は無毒ですが、食べられるものではないので、大人がやった方が良いかと思います。
なるべく真ん中の幹部分を中心に水をかけていきますが、枝の先にもしっかりと満遍なく水をかけていきましょう。
水を出す袋の穴は、小さい方が水の出具合も調整できるので、なるべく袋の穴が小さくなる様に開けましょう。(元々の袋の切れ込みも端の方に寄せてくれていました)
そして、水をかけるとトレーにピンク色の水が溜まります。
この水をかけた時に、開いた枝が結構元に戻ってしまうので、改めて枝部分を開いておきましょう。
かけた水は結構トレーに一杯になるので、水をかけた後はこぼれないように、あまり場所の移動はさせない方がいいかと思います。
そのまま開花まで待ちます
あとは時間と共に桜の花がついてくるのを待つだけです。
ただ、マジック桜を良い感じに咲かせるのに重要なのが、「温度」と「湿度」です。
下記の温度を目安にすると、より綺麗な満開の桜が観られるようになります。
- 温度:15~25℃
- 湿度:40~60%
1~2時間後
大体1〜2時間ほどで少しずつ枝の先にピンク色のものがついてきます。
6時間後
さらに待って、約6時間後には、ピンク色のものが全体的に少し花っぽくなってきます。
ただ、満開までの半分の時間が過ぎても満開にはまだまだ程遠いので、「本当にちゃんと咲くのかな」と少し不安になってました。
12時間後
それから1時間、2時間と少しずつ増えてきているぐらいでしたが、10時間経った後ぐらいから花が一気に花の部分が膨らみ始めて、12時間後には、枝の先部分にピンクの花もモコモコになりました。
1日中時間があれば様子を見に来ていただけに、「桜っぽくなったな〜」とこの時にちょっと感動します。
24時間後
正直、12時間の時点が満開だと思っていたのですが、翌朝に起きた見てみると、さらに満開になってました。
白っぽい部分がさらに広がって、枝や幹の部分にも花の色がついて、より満開なように見えます。
環境によって満開になる時間も変わってくると説明書にも書いてあったのですが、私の場合は乾燥し過ぎないように温度を気にて低めにしていたので、木の部分が水を給水するのが遅めだったみたいです。
案外、普通に生活している温度・湿度がちょうど良いぐらいだと思います。
実は失敗しないように、湿度の高そうなお風呂にも1つ設置していたのですが、温度が低くて満開まで時間がさらに掛かっていました。
このあたりも本物の桜っぽいかも知れませんね。
手軽に花見を楽しむならマジック桜でエア花見
実は私が今回桜を咲かせたのは、2月のちょうど雪が降っている日でした。
でも、ちょっとピンクの敷物をマジック桜に敷くだけで、結構な花見気分を味わえました。
やっぱり本物の桜の迫力には負けてしまいますが、手軽に花見をしたいという場合には、マジック桜もアリだと思います。
私としては、観るのももちろんですが、自分で咲かせるというのが、子供も楽しめたのでかなり良かったです。
花が散るまで30日ほどあるので、花見イベントの小物としても使ってみるのも面白いのではないでしょうか。
価格もそんなにしないので、ちょっと自宅で花見がしたい人は一度試してみてください。