なぜか2歳のイヤイヤ期になると、子供が嫌がったりして急に難しくなる仕上げの歯磨き。
でも、子供が小さい頃は、特に丁寧に歯磨きをする必要があります。
今回は、子供の歯磨きで仕上げ磨きをする時の方法などを紹介します。
子供は虫歯になりやすい?
あの手この手を使ってでも、子供の歯磨きをしっかりとやらないといけない理由は、子供の歯が虫歯になりやすいという事が大きいです。
子供の方が虫歯になりやすい原因としては、次のようなエナメル質の薄さや歯磨きの難しさがあります。
子供が虫歯になりやすい原因は?
エナメル質が薄いので虫歯の進行が早い
歯磨きが難しく磨き残しが出来やすい
子供の乳歯は虫歯の進行が早い
子供の乳歯や生え替わったばかりの永久歯は、大人の永久歯と比べてエナメル質が薄く、柔らかい歯になります。
そのため、虫歯にかかると、どんどん進行してしまい、すぐに神経まで達してしまいます。
もし、虫歯になった場合は、早い段階で治療する事が大切です。
子供の歯磨きは難しい
まだ小さい2歳ぐらいの子供の場合は、単純に口が小さいので、歯ブラシが奥まで届きにくく、歯磨きが難しいという事があります。
そのため、小さい頃は、親がしっかりと仕上げ磨きしてあげる事が大切です。
特に寝る前の歯磨きは、睡眠中の唾液量の関係もあり、虫歯予防のためにかなり重要になってきます。
夜寝る前は必須!子供が嫌がっても歯磨きをするべき理由
ただ、その仕上げ磨きを嫌がってしまうのが困るところですよね…。
歯磨きを嫌がる理由は?
親は子供に「歯磨きさせたい・してあげたい」と思いますが、子供は「嫌がって逃げたり・泣いてしまったり」してしまう事が度々です。
子供が歯磨きを嫌がる理由としては、我が子を見る限り、嫌がっている理由は大きく2つの理由かなと考えています。
子供が歯磨きを嫌がる理由
遊びたい・じっとしているのがイヤ
仕上げ磨きが不快・痛い
遊びたい・じっとしているのがイヤ
我が家では下の子が、珍しさや上の子を見ていたからか、歯が生え始めた時は、上手に上を向いて口を開けていたのに、2歳頃から逃げ回ったり、途中で膝の上から抜け出そうとしたりし始めました。
追いかけるとすごい嬉しそうにするので、歯磨き自体を嫌がっているというよりかは、じっとしているのが嫌で遊んで欲しいという部分が大きいと思います。
少し追いかけっこをすると満足するので、時間がある場合は少し一緒に遊んでみましょう。
仕上げ磨きが不快・痛い
歯の生え始めは特にですが、食べ物でも少し固めのものだと「ぺっ」と出してしまう事があります。
その延長線上で歯ブラシに異物感を感じるのか、歯磨きのタイミングによっては、口を閉じたりして歯ブラシを出したがります。
また、仕上げ磨きの際に力が入り過ぎると、痛みを感じて「歯磨きは痛い」という感覚になって、歯磨き自体を嫌がる場合もあるので注意しましょう。
仕上げ歯磨きのポイント
子供の歯が虫歯にならないようにするには、歯磨きする事はもちろんですが、その仕方も大切です。
そこで子供の仕上げ磨きのポイントを簡単に紹介します。
- 歯に真っ直ぐ当たる角度で磨く
- 力を入れ過ぎずに小刻みに動かす
- 歯の隙間や歯茎の間の歯垢を落とす
歯に真っ直ぐ当たる角度で磨く
基本的には、歯ブラシを歯に垂直に立てるように磨きましょう。
2歳頃は歯も口もまだまだ小さいです。
歯磨きの時に使う歯ブラシは、子供の口の大きさに合わせた小さいものを選びましょう。
力を入れ過ぎずに小刻みに動かす
歯磨きの際に、力を強く入れ過ぎると、ブラシが開いてしまいしっかり磨けません。
力を強く入れなくても、1つ1つの歯を小刻みに動かしながらしっかり磨くと歯の汚れは取れます。
子供が痛がらないようにするためにも、優しく仕上げ磨きをしてあげましょう。
歯と歯の隙間や歯茎の間の歯垢を落とす
これは私自身が大人になってから、とある歯医者さんで言われて意識し始めた事ですが、特に歯と歯茎の間の歯垢を意識して磨くようになってから虫歯にならなくなりました。
私の場合は、それまでが歯の面の部分しか、しっかり磨けていなかったのかもですが…。
当たり前かも知れませんが、子供の仕上げ磨きの時にも、歯垢を意識して磨いてあげると、虫歯になる確率はグッと下がると思います。
奥歯などは難しいかも知れませんが、歯の汚れが溜まりやすい場所なので、特に念入りに磨いてあげましょう。
スムーズに歯磨きする為のオススメの方法
しっかり仕上げの歯磨きをする為には、当然子供にも協力してもらう必要があります。
我が家では成功している「スムーズに歯磨きする為のオススメ方法」を紹介します。
なぜ歯磨きをするのかを教えてあげる
「歯磨きしないと虫歯になる」という事を教えてあげて、「なぜ歯磨きが必要か」を理解すると割と素直に仕上げ磨きをさせてくれたりします。
とはいえ、少し大きくなってからでないと、理解するのは中々難しいかも知れないです。
個人差もあると思いますが、長女は2歳頃で何となく理解していましたが、現在2歳の長男はイマイチ分かっていない感じなので…。
歯磨きの絵本やアニメなど、言葉だけでなく、目で見て分かるもので教えてあげると分かりやすいと思います。
歯磨きの後でご褒美をあげる
上手くいかない時は、ご褒美でその気にさせるのもアリだと思います。
ただ、もちろんご褒美とはいっても、「お菓子やジュースをあげる」はダメです。
そこで、「ムシバイ」という口腔ケアチュアブルがオススメです。
→ 虫歯予防の新習慣!特許成分配合!子供の歯磨き後のご褒美に!「ムシバイ」
「ムシバイ」は、虫歯予防のサプリとなってきますが、ヨーグルト味なのでご褒美のおやつにもなります。
歯磨きが出来たら「ムシバイ」をあげるという流れがあれば、歯磨きも出来て、口内環境を整えるサプリも摂取できるので、一石二鳥です。
また、歯磨きの後で「絵本を読んであげる」や「アクロバティック(?)な抱っこをしてあげる」といった、楽しめる事をご褒美にするのも、歯磨きを楽しい時間にしてくれます。
特に夜の歯磨きの後に「眠くなる絵本」などを呼んであげると、そのまま眠りに誘う事もできるのでオススメです。
味のする歯磨き粉はかなり効果あり!
正直、我が家もほとんど「これだけで上手くいった!」と言ってもいいぐらいです。
初めは味のない歯磨き粉で歯磨きを頑張っていましたが、歯磨きする時の子供の反応はそんなに良くありませんでした。
ところがある日、「ちょっと試してみるか~」ぐらいの軽い気持ちで歯磨き粉を味のするものに替えると、自分から「歯磨きする!」というぐらいに一気に歯磨き(歯磨き粉?)が好きになりました。
味のする歯磨き粉を試してない場合は、是非一度試してみてください。
どの歯磨き粉が良いかを悩んだ場合には、うがい無しでそのまま飲み込んでも大丈夫なブリアンがオススメです。
嫌がる子供の歯磨き粉はブリアンがオススメ
子供用に味のする歯磨き粉をいくつか使ってみて、我が家で反応が1番良かったのでオススメなのが「ブリアン」です。
子供の使っている歯磨き粉はお試しで自分も一度使ってみるのですが、ブリアンは他の歯磨き粉よりも甘さ控えめで、初めはもしかしたら子供には物足りないかもと思いました。
ところが実際に歯磨きしてみると、他の歯磨き粉以上に気に入って、「歯磨きしよう」が「ブリアンしよう」に変わるぐらいにお気に入りになっています。
ブリアンの特長は?
他の子供用歯磨き粉と比べて1番違う部分は、次の3つになると思います。
- 主成分が「ブリス菌」
- 粉タイプの歯磨き粉
- 食品成分100%
ブリス菌の効果については、正直細かいところまでは分かりませんが、今のところ子供たちに虫歯は無いので信用しても良いかと思います。
また、ブリアンは、主成分のブリス菌の数を最大化するために、高熱などで加工するタブレットではなく、加工がいらない粉タイプの歯磨き粉になっています。
正直、お皿などが必要だったりと、ジェルタイプよりも手間がかかるところは面倒です。
でも、その手間がかかる分、余計な混ぜ物をしていないので、食品100%の原材料のままなのが子供にも嬉しいところですね。
子供にオススメなポイント
私が特にブリアンをオススメするポイントは、食品成分100%なので「うがいが出来なくてもOK」という所です。
子供がかなり眠たい状態で歯磨きをした時に、歯磨きの途中で寝てしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか。
我が家でも寝る前の歯磨きの時は、うがいが出来ずにそのまま寝てしまった事も結構あります。
ブリアンの場合は、飲み込んでも大丈夫なように食品成分100%にこだわっているので、途中で寝てしまいそうな時も歯を磨く事ができます。
また、1回分毎に小袋に入っているので、1回に使う量が分かりやすく、「つけ過ぎかも?」と迷う事もないです。
歯磨きが好きになるのが1番
ブリアンは、成分の効果自体も良いと思いますが、子供が歯磨き好きになったという事が1番良かったです。
やっぱり、仕上げ磨きがしっかり出来て、歯垢が落とせるという事が重要ですね。
ブリアンの価格は、正直なところ結構高いです…。
ただ、それ以上に成分の良さや子供が歯磨き好きになる効果は高いと思うので、一度試してみてはいかがでしょうか。
子供の虫歯チェックはいつまでする?
幼稚園に入る頃ぐらいには、1人でもある程度上手に歯磨きが出来るようになってきます。
ただ、小学校の低学年ぐらいまでは、しっかりと歯磨き後のチェックと仕上げ磨きはしてあげましょう。
自分で出来始めた頃が、まだ汚れも取れきれずに1番虫歯を注意しなければいけない時期だったりします。
思い返せば、私の小さい頃も一人で磨き始めた頃に初めて虫歯で歯医者に行ったような気が…。
また、虫歯チェックではないですが、おやつを食べる時間なども歯磨きの後にならないように注意しておきましょう。
せっかく歯磨きが上手に出来ても、すぐにお菓子などを食べてしまうと台無しです。
ちなみに、おやつに食べるお菓子は、スルメやせんべいなどのしっかり噛んで食べるものにした方が、唾液の量も増えて虫歯になりにくかったりします。
どことなく渋いおやつになりますが、それはそれでありだと思います。
大変な事も多いですが、子供の為にもしっかりと虫歯対策をして、丈夫な歯を目指していきましょう!