お風呂に浴室乾燥機がついていると便利ですよね。
換気・乾燥もちろん、冬場には暖房で浴室を温められたりで今では必須アイテムになってます。
ただ、「掃除ってどうやればいいの?」と思っている人も多いはず。
メーカーの説明書にも掃除方法が載っていないので、私もかなり困りました。
そこで今回は私が自分でやってみた浴室乾燥機の掃除方法を紹介します。
お風呂の浴槽に黒いホコリが落ちてくる原因
我が家の浴室乾燥機ですが、実は今までフィルターのホコリを取るぐらいしか掃除をやっていませんでした。
それでも、約7年は何事もなかったのですが、7年目の冬に変化が訪れました。
たまたま朝にお風呂を見てみると、浴槽の中に何か黒いものが!
「何かな」と思いながらも、とりあえず浴槽を洗って、その日の夜は普通にお湯を入れて入浴しました。
が、翌日に入浴前に少し暖房をして、「いざ入浴!」と思うと、お風呂のフタの上に小さなホコリ汚れがチラホラと。
「フィルターもホコリの塊が落ちるほどは汚れていないはず」と、どこが原因かと見てみると原因が判明。
浴室乾燥機の換気で吸う方じゃなくて、暖房などの風を出す方の奥にホコリの塊が…。
「これは急いで掃除しなくては!」とさっそく掃除方法を調べて実際に掃除をやってみることにしました。
浴室乾燥機の掃除方法
浴室乾燥機の掃除方法は、メーカーの説明書にも特に記載はありません。
基本的には「掃除はクリーニング会社に依頼してください」ってことみたいですね。
とはいえ、依頼すると大体1万円ほどかかってくるので、できれば自分でやってしまいたいのが正直なところ。
今回は自分でネジを外したり分解して掃除をやってみることにしました。
注意ポイント
自分で分解掃除する場合は、故障した時や不具合があった場合に自己責任となりますので要注意。
部品を外して中まで掃除するのが不安な場合は、クリーニングのプロにお願いした方がいいと思います。
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掃除の手順
我が家の浴室乾燥機はMAX社の「UFD-110A」というものでした。
割と標準的な仕様のもので、取り外し自体はそこまで複雑ではないと思います。(多分)
今回やってみた浴室乾燥機の掃除の手順は以下の通り。
- 浴室のブレーカー(電源)を落とす
- カバーを外して部品をいくつか取り外す
- 本体部分を乾拭きメインで掃除する
- 部品の汚れをブラシで落とす
- 乾燥させてから部品やカバーを元に戻す
- 1時間ほど換気と送風をそれぞれしておく
工程は多いものの、言葉にするとめちゃくちゃ簡単そうですよね。
浴室乾燥機の掃除にブレーカーを落とす必要があるかは分かりませんでした。
ただ、何となく途中で誤作動したら嫌だったので、安全のためにも電源を落としておきました。
※掃除を始めてカバーを取ると、「点検時にはブレーカーを落としてください」って書いてました。
実際に浴室乾燥機を掃除してみました
というわけで、実際に我が家の浴室乾燥機の掃除をしたので掃除の手順を紹介します。
掃除のメインはもちろん部品の「取り外し」と「掃除」。
掃除にかかった時間は初めてで慣れないながらも3時間ほどでした。
部品の取り外しは意外と簡単
浴室乾燥機の部品の取り外しは、ある程度の身長は必要ですが、想像していたよりは簡単でした。
ただ、浴槽を傷つけないようにと考えると、足場が浴槽のふちだけになってくるので、次の2点は要注意。
- 上向きなのでネジや部品が落ちないように気をつける
- 裸足でも滑るので浴槽のふちを濡らさない
基本的には、部品を落とさないようにネジを外していくだけです。
1. 外カバーを取り外す
まずは外側のカバーの取り外しからです。
カバーのネジ穴はネジ穴カバーで隠れているので、マイナスドライバーなどで取り外します。
実は我が家で長い間掃除せずに放置していた理由の1つが、浴室乾燥機のカバーの外し方がぱっと見で分からなかったことでした。
今回やってみたら簡単に取れたので、もっと早く掃除しておけば良かったと少し後悔してます。
ネジ穴カバーを外すと、四隅のネジ穴が見えます。
ここからはプラスドライバーでネジを外していく作業です。
カバーを落とさないように支えながらネジを外してカバーを外していきます。
外カバーを外すと、カバーの内側はかなりの汚れ具合でした。
こうなる前に掃除をしておくべきですね。
2. 中カバーを取り外す
カバーを取ると、ファンやヒーターを支える中カバーがついていますので、それも外していきます。
たくさんネジが見えますが、ここで外すネジは6ヶ所だけです。
ネジを外していくときに、ホコリがかなり落ちてくるので、マスクは必須かも知れません。
中カバーは外れますが、ヒーター部分は線で繋がっているので、ぶら下げた状態のままになります。
線で支えるだけになるので少し不安ですが、私の時は特に線が抜けたりする感じはなかったです。
ただ、できるかぎり引っ張らない方がいいと思います。
3. ファンを取り外す
最後にファン部分を取り外します。
ネジを外して取り外しますが、特に大変なこともなかったです。
外すネジも先っぽの1ヶ所だけなので比較的に楽でした。
しいていえば、ファンを落とさないように気をつけるというところは慎重にやりましょう。
あと、我が家の浴室乾燥機「UFD-110A」の場合は、この部分以外はプラスドライバーでしたが、ここだけ六角ボルトのネジでした。
ちなみにファンは、他の部品以上に汚れがこびりついてました。
羽と羽の間のホコリとカビがかなりヤバいです。
各部品を綺麗に掃除する
部品の取り外しが終わったら、本体と外した部品をそれぞれ掃除していきます。
特別なことはしてなくても、拭き掃除やブラシで擦るなどの一般的な掃除で綺麗になりました。
本体を拭き掃除
本体部分や取り外せないヒーター部分は、拭き掃除で掃除します。
お風呂の湿気で大丈夫なので水をかけてもよさそうですが、カバーの内側になるので拭き掃除だけの方が間違いないと思います。
ちなみに、初めに掃除機でホコリを吸い取ろうとしましたが、少し湿ったホコリだからかあまり綺麗になりませんでした。
掃除自体は、まずは乾いたふきんで乾拭きしてホコリを軽くとってから、プラスチック部分を中性洗剤を使って拭き掃除しました。
洗剤が残らないように絞ったふきんで仕上げです。
中はもちろん、周りも汚れているので全体を綺麗にする感じで掃除をしていきましょう。
ヒーター部分は、拭き残しなどで金属部分が劣化しないように、洗剤を使わずに拭き掃除。
仕上げにエアダスターを使って、ヒーター部分の隙間などの細かいところにホコリが残らないように仕上げました。
なるべくホコリが下に落ちないように拭いていったのですが、掃除後に浴槽をみるとホコリがすごいことに!(エアダスターも使ったので当然かも…)
掃除機でホコリを吸い取ってから、浴槽も掃除しておきましょう。
外した部品を洗い掃除
取り外した各部品については洗剤洗いで掃除。
何で洗うか迷ったものの、とりあえずまずは中性洗剤(ウタマロクリーナー)を使ってブラシで擦っていきました。
フィルターは歯ブラシで優しめに擦って洗い流すと、すぐに綺麗になります。
中カバーについても、特に苦労することはなく綺麗に洗えました。
ただ、ファンと外カバーは、頑固なカビ汚れが多くてそれなりに時間がかかりました。
特にファンは、洗剤と水だけでは汚れがしっかり取れないので、毛足が長めのブラシで羽の隙間を丁寧に擦る必要があります。
最後に細かい汚れを落とすため、カビハイターでつけ置き洗いして仕上げです。
念のため、もう一回ブラシで擦るとまだ汚れがついてました。
水で流して汚れが出なくなっても、目視で汚れが落ちたか確認しましょう。
特にファンは羽が多いので1つ1つの隙間を確認するのがオススメです。
最後に乾いた部品やカバーを取り付けて掃除完了!
仕上げに換気と送風を交互にしておきましょう。
我が家では取りきれてなかったホコリが最後に少しだけ落ちてきてましたが、それ以降は一旦大丈夫です。
自分で掃除しても綺麗になる
今回、浴槽乾燥機を自分で掃除してみて、「自分でもそこそこ綺麗にできる」とは思いました。
大変ではあるものの、めちゃくちゃ難しい掃除ではなかったです。
ただ、自分で掃除した場合は、専用の道具や知識がないため、下記3点は覚悟する必要があります。
- 休日の時間がつぶれる(半日かかるかも)
- 少し掃除があまい(若干汚れも残ってるかも)
- 故障しないか心配になる(保証はない)
我が家でもそうでしたが、かなり放置してしまって汚れが頑固な場合は、やっぱり少し汚れが残ってしまうと思います。
なので、できれば汚れが頑固になる前に定期的な掃除をしたいところです。
もし、頑固な汚れをしっかり綺麗にしたい場合や楽して綺麗にしたい場合は、エアコンなどと同じでクリーニング会社に頼んでしまいましょう。
ハウスクリーニングやエアコンクリーニングはプロにおまかせ!【ユアマイスター】