洗い終わった後や食器棚に入れたままの食器が、重なって取れなくなってしまうことってありますよね。
しかも、いざ食器を使おうとした時に使えないのでかなり困った状況に…。
とくに陶器やガラスの食器だと、ムリに取りだそうとすると割れたりしないか心配です。
気に入った食器はもちろんですが、普段使っている食器もできる限り無事に使いたいですよね。
ということで、今回はハマってしまった食器を取る方法を紹介します。
食器が重なって取れなくなる原因は?
私の経験上、食器が重なって取れなくなるのは、「食器洗い乾燥機を使った後」や「食器棚に違うサイズの食器を重ねてしまった時」です。
食器を重ねてしまった場合に、取れなくなる原因として考えられるのが、
- 空気圧の変化
- サイズと形状
の2つです。
空気圧の変化
食器が取れなくなる原因の1つ目のパターンは、「空気圧の変化」です。
これは食器が重なったまま冷えることで、食器の間の空気圧が下がってしまうことで起こります。
なので、食器洗い乾燥機で洗った後すぐは、まだ食器も暖かいので重ねてしまうと、空気圧によって取れなくなることも多くなります。
この場合は、食器を温めて空気圧を戻すとハマった食器が取りやすいです。
サイズと形状
食器が取れなくなる原因のもう1つのパターンが、「サイズと形状」によるものです。
少し隙間があるので空気圧で取れないのではなく、すっぽりハマったり、凹凸がいい感じ(?)にフィットしてしまうのがこのパターン。
軽く叩いたくらいでは取れずに、強く叩くと食器が傷ついたり壊れそうなのがやっかいです。
この場合は、ちょっとした道具を使って取りましょう。
ハマった食器を取る方法
食器が重なって取れなくなる原因は、基本的には先ほどの2通りのパターンになります。
ただ、取れない原因が何かはパッと見るだけでは分からないものです。
なので、ハマった食器を取るには、1つの方法で諦めずにいくつかの方法を試してみるといいでしょう。
先日食器がすっぽりハマった時に、私が試した方法は次の3つ。
- 軽く叩いて振動をあたえてみる
- お湯で食器を温めてみる
- 薄いカードを隙間に入れて引っぱり出す
食器を軽く叩いてみる
ついつい重ねてしまっていた食器ですが、このようにすっぽりとハマって外れなくなってしまっていました。
とりあえず、逆さまにしてトントンと叩いてみるものの全然取れる気配はありません。
そんな場合は諦めて次の方法を試しましょう。
ちなみに私はなかなか諦められずに結構な時間を無駄にしました…。
お湯で温めてみる
空気圧でくっついてしまっている場合に有効なのが、「食器を温めてみること」。
食器を温めることで食器の間の空気圧を変化させて取りやすくする方法です。
ということで、お湯を注いでみました。
お湯を入れると隙間から空気の泡がコポポっと出てきたので「イケるかも!?」と期待値も上がってきました!
が、ひっくり返しても特に外れる様子もなく残念な結果に…。
まだまだ諦めずに、「外の食器をお湯で温めて、中の食器を水で冷やす」という方法もチャレンジ。
うん。やっぱりダメでした。
カードを隙間にいれてみる
最後にチャレンジしたのが、カードを隙間に入れて取る方法。
実はカードを使って取る方法は、「空気圧」が原因の場合だけでなく、「サイズ」が原因の場合でも有効です。
使うカードはなるべく薄くてちぎれないカードを使いましょう。
初めにIKEAのカードを使ってみましたが、しっかりしているものの少し厚みがあるので、ちょっと使いにくかったです。
薄くて丈夫で奥まで差し込めるのが、テレホンカードやクオカードなどの磁気カード。
洗剤を少し垂らすと差し込みやすいですが、サイズが原因の場合は滑って引っぱり上げられなくなることもあるので、最初は使わない方がいいかもしれません。
中にハマった食器が深さのないお皿の場合、力を入れられないことも取れない理由の1つ。
なので、カードを奥まで差し込んで引っぱり上げると、カードが引っかかることで力を入れられるので特に苦労もなく取れました。
食器を片付ける時は気をつけよう
今回の紹介している方法で、ハマってしまった食器も大体は取れると思います。
ただ、条件次第では取れないこともあるので、食器を片付ける時はサイズをしっかり確認することが大事です。
あと、濡れたまま食器を重ねてしまうと、空気圧でくっつきやすくなるので、しっかりと乾かすか拭き取ってから片付けましょう。
とはいえ、忙しい中だと、ついつい「また食器がハマって取れなくなった!」ということもあると思います。
そんな場合も慌てず、いろんな方法を試してみると、案外なんとかなることも多いので諦めずにチャレンジしましょう。