「最近ちゃんとエアコン掃除してなかったな〜」と思い、エアコンを良くみると上に積もった埃だけでなく、吹出口にカビ汚れが…。
これはヤバいと思ったので、取り急ぎまずは自分で簡単にエアコン掃除をしてみました。
そして、その後にプロにエアコンクリーニングも頼んでみました。
今回は自分でやるエアコンの掃除のやり方とやってみた感想、そしてプロに依頼した時との比較を紹介します。
エアコン掃除をするなら春秋がオススメ
エアコン掃除をする時期は、多くの人が夏や冬の実際に使う直前になってしまう事が多いと思います。
実際、私もちょっと埃を掃除するだけだとしても、エアコンの下の物を移動させるのが面倒で、いつも暑くなったり、寒くなったりしてからの掃除になってしまいます。
とはいえ、掃除の際には、部屋の換気も必要になるので、出来るなら虫が入ってきやすい夏や寒い冬は避けて、春や秋といった季節に掃除するのが1番です。
特に、台風も過ぎ去って、虫も減り始める10月頃エアコンを掃除するのをオススメします
エアコンが一番汚れる季節は、やはりカビが発生しやすい夏になります。
夏に発生したカビが広がっていくのを防ぐためにも、エアコンの掃除は秋の内にやってしまいましょう。
エアコン掃除の方法
自分でエアコンを掃除する場合の掃除方法としては、大きくは2つの方法があります。
- 自分で掃除する
- クリーニング業者に頼む
それぞれ「お金を取る」か、「手間と時間を取る」かになりますが、エアコンの掃除後の仕上がりを考えると、個人的には「クリーニング業者に頼む」のがオススメです。
ただ、どこがどんな風に汚れているかが分かるので、1回は自分で掃除をやってみた方が良いかも知れません。
秋はプロに頼んで、春は自分で掃除するというように、エアコンの汚れ具合によって分けるのも良いですね。
エアコンで掃除が必要な場所とやり方
今回は簡単な部分を自分で掃除してみたので、エアコン掃除を自分でする場合のやり方を紹介します。
基本的にエアコンで掃除が必要な場所は次の各部分になります。
エアコンカバー | エアコン外部のカバー |
---|---|
フィルター | 空気の吸い込み口部分の埃をガードする部分 |
ルーバー | 送風する風の向きを変える部分 |
フィン | 空気の温度を変える部分 |
ファン | 空気を送風する部分 |
掃除がしやすいのは、取り外しが簡単な「エアコンカバー」・「フィルター」「ルーバー」で、逆に手間がかかるのが、エアコンの内部になる「フィン」・「ファン」の掃除になります。
注意ポイント
エアコン掃除を自分でする場合の手順
エアコン掃除を自分でする場合の手順は次の通りです。
エアコン掃除の手順
- 電源コードを抜く
- 部屋の換気をする(掃除が終わるまで)
- エアコン周りの埃取り
- フィルタ―・ルーバーの取り外しと洗浄
- 洗浄液や汚れが飛ばないように養生
- フィン掃除
- ファン掃除
- 1時間ほど送風をして乾かす
クリーニング業者さんのように慣れたプロの人がやると1時間ほどで綺麗になるみたいです。
慣れてない人でも、上記の流れでやっていくと、ファン掃除までしても2〜3時間あれば出来るかなと思います。
エアコン掃除の準備
まずは、エアコンの電源コードを抜いて、窓を開けて部屋の換気をしておきます。
もちろん掃除グッズは先に用意しておきましょう。
- 軍手
- マスク
- 養生テープ
- ビニール袋
- 掃除機
- タオルかティッシュ
- たわし
- カビキラー
- フィン用スプレー洗剤
- ファン用スプレー洗剤と洗い流す水を出せる物
- バケツ
大体これぐらいあれば問題ないと思います。
ちなみにメガネがある人はかけておいた良いです。
私はスプレーをしている時に跳ね返った液(中性洗剤)がちょっと目に入りました…。
簡単に取り外せる部分の掃除
掃除をする前のエアコンは、全体的に埃をかぶっていると思いますので、初めにエアコンの外側やカバーを開けてすぐの部分の埃を掃除機で吸い取ります。
ざっと埃を吸い取ったら、フィルターやルーバーを取り外して埃やカビを綺麗にしていきましょう。
フィルターの掃除
フィルターの汚れは、埃汚れが主になります。
まずは、しっかりと掃除機で表裏の埃を吸い取りましょう。
埃がある程度取れたら、たわしで擦りながら水で洗い流しましょう。
我が家のエアコンには「ストリーマーユニット」という物もついているので、そこのフィルターも綺麗にしておきます。
金属っぽいけど金属じゃない不思議なフィルターを水洗いします。
力を入れて擦ると破れそうだったので、弱い力で擦って埃を落としていきましょう。
ルーバーの掃除
ルーバーの汚れは、カビ汚れです。
カビキラーを全体にかけて5分ほど置いてから、フィルターと同じように、たわしで擦って水でしっかり洗い流します。
結構汚れているのと、洗えばカビが落ちるのとで、洗った後はかなり綺麗になります。
洗ったフィルターやルーバーなどを天日干しして、次の作業を始めていきます。
ビニール袋などを使っての養生
内部の掃除をする前にビニール袋などを使って養生していきます。
一般的な大きさのエアコンの場合は、袋の横を片側だけを切ったゴミ袋を使えば液などを受けるカバーを作る事が出来ます。
意外と良い感じのカバーが手軽にできるので、ちょっと嬉しくなります。
ファンの掃除をする場合は水で洗い流したりするので、下にホースなどを繋げてバケツで汚れた水を受けていきます。
部屋の中で破れたりしたら嫌な人は、市販のエアコン用の洗浄カバーを購入した方が良いかも知れないですね。
ファンまでがっつり掃除しない人はゴミ袋で十分OKです。
フィンの洗浄掃除
フィン部分の掃除は養生などが済んでいれば、比較的に簡単に掃除出来る部分です。
市販で販売している洗浄スプレーは、大体がフィン用の洗浄スプレーだったりします。
ここの掃除に関しては、基本的にはスプレーをかけるだけで簡単ですが、どれぐらい汚れていてどのぐらい綺麗になったのかがあんまり良く分かりません。
内部のエアコンカバーも取れるなら取ってしまった方が良いかも知れませんが、ちょっと不安な人はやめておきましょう。
洗浄した液は室外へ流れていきますが、スプレーをしっかり使い切るようにしないと、汚れが途中で止まってしまう事もあるようなので、最後まで使い切りましょう。
基本的に養生も必要なさげですが、ちょこちょこ跳ね返ってきた液が垂れるので、養生はしておいた方が安心です。
あとマスクをしておかないと、スプレーの液が舞っているので、呼吸をすると口の中に入ってきます。
ファンの洗浄掃除
エアコンのファンは、目に見えてカビで黒くなっている最も汚れているかも知れない部分ですが、自分で掃除するには少し難しい部分です。
何が難しいかというと、洗浄スプレーや洗剤などをかけた後で、汚れや洗剤を水で洗い流す必要があるという所です。
そのため、掃除はする場合は、汚れが残ったり、部屋が汚れないようにしっかり洗浄グッズを用意をする必要があります。
この洗浄スプレーだと、洗い流すリンスもついているので便利です。
次に使う時の事を考えると、洗剤は流しきりたいので、出来ればホースなどでも水洗いをしたい所ですね。
ただ、家の中でホースを使うのは、水浸しになりそうで何か怖いんですよね。(エアコンが故障しても嫌だし…)
アルカリ電解水で掃除してみました
今回はファン用の洗剤や水で洗い流す道具を用意できなかったので、吹出口とファンにアルカリ電解水をかけてから、破れた靴下やティッシュなどで軽く拭き取るといった簡単な掃除をしました。
ただ、汚れを溜め過ぎた場合は、ちょっとやそっとじゃファン部分のカビ汚れは取れません。
お試しで試したみたアルカリ電解水では、吹出口とファンの一部しかカビ汚れは取れませんでした。
ちなみにファンの色は黒色で、上の写真で白くなっている部分は光の反射で白く見えてます。
蓄積したカビ汚れは、かなり手強いです。
やっぱり定期的な掃除は大切ですね。(最近はフィルターの埃取りぐらいしかしてませんでした。)
仕上げに送風で乾燥させる
一通り掃除が終わり、フィルターなども乾いている場合は、それぞれを取り付けます。
そして、しっかり窓を開けて換気をした状態で、最後に1時間ほど送風して内部を乾燥させます。
この時に洗浄カバーはまだ着けたままにしておきましょう。
送風時に中からカビや水(ファン掃除もしている場合)が出てくる事もあるので、それらを洗浄カバーがキャッチしてくれます。
送風が終われば掃除完了です。
今回の掃除でもファン以外はしっかり綺麗に!
ただ、ファン部分が汚れすぎていたので半年後にプロに頼みました。
あと、すごいどうでもいい話ですが、ブログ用に写真を撮って気付いた事が1つ。
我が家のエアコンは良く見ると、右下がりに取り付けられていました!
数年経って初めて気が付きました…。
しっかり綺麗にするならプロに依頼しよう
自分でエアコン掃除をしてみて思った事は、やっぱりプロに頼んだ方がいいという事でした。
なぜかと言うと、自分で掃除をするとエアコンの汚れが落ちきらない場合が多いからです。
先ほど紹介した方法だと、エアコン掃除にかける時間や手間は「めちゃくちゃ大変!」というほどでも無いと思います。
ただ、自分でやるとそこそこ綺麗になったぐらいで満足してしまいがち。
しかし、実際にファンの部分は汚れが落ちていない状態なんです。
なので、金額的には1台で1万円(自動掃除機能がついていると2万円ぐらい)ほど掛かってきますが、ある程度定期的にはプロにエアコン掃除を依頼しておいた方が衛生的で良いと思います。
エアコンクリーニングはどこで頼むのがいい?
頼む業者さんは、近所のホームセンターなどでも行っていたりしますし、ネットでもエアコン掃除の依頼が出来ます。
自分の住んでいる場所などを検索して、しっかりと会社情報や口コミを確認して依頼できるので便利ですよね。
依頼はいきなり会社を選ぶのではなく、いろんな会社が登録しているサイトで調べて、値段やサービスを確認・検討してからエアコン掃除を依頼しましょう。
エアコンの掃除を依頼するクリーニング会社や業者さんを探す場合は「ユアマイスター」がオススメ。
「住んでいる地域や掃除場所などでの検索が分かりやすい」のと、なにより「比較的クリーニング料金が安い会社が多い」です。
ハウスクリーニングやエアコンクリーニングはプロにおまかせ!【ユアマイスター】
実際に依頼してみての違い
そんなこんなで自分でエアコン掃除をしてから1年後にプロにエアコンクリーニングを実際依頼してみました。
掃除をしてくれるので楽なのはもちろん、自分で掃除をした場合と比べての違いは次のとおり。
自分で掃除した場合との比較
- 専用の道具が揃っている
- カバーを外して掃除する
- ファンがちゃんと綺麗になる
専用の道具が揃っている
エアコンクリーニングを依頼しての作業はこんな感じでした。
ぱっと見だと「何に使うのかな?」という道具など、エアコン掃除専用の道具がしっかり揃っています。
個人だと年に1~2回ぐらいしか使わないので、道具一式を揃えられるのはクリーニング会社の強みかもですね。
カバーを外して掃除する
おそらく自分でやるエアコン掃除では、ここまでカバーを外す人は少ないはず。
私も「ここのカバーが外せるとは!」と驚きました。
カバーを外した状態で養生してから専用の道具を使って洗浄していきます。
当然ですが、コードや電源関係の部分もしっかりカバーしてました。
ファンがちゃんと綺麗になる
ファンの掃除は自分でやる場合は、そもそも奥までの掃除が難しいです。
それがクリーニング会社に頼んだ場合は、道具の届く範囲や洗剤が違うこともあり、簡単にテキパキと掃除していってました。
そして、洗浄した後の汚れがこの通りです。
底が見えないぐらいに黒い汚れが!
ここまで汚れてるとは思ってなかったので少しショックでした…。
自分で掃除した後
クリーニング会社が掃除した後
自分で掃除した時はカビがかなり残っていましたが、クリーニング会社の掃除後はカビ汚れが全然なくて満足な仕上がりでした。
右の写真が少しぼやけてますが、なんとなくカビがないのが分かってもらえるでしょうか。(分かりづらい…)
やはり、ファンをしっかり掃除するならクリーニング会社で依頼した方がいいと思いました。
なるべく綺麗を長続きするために
エアコンクリーニングをした後にオススメなのが、「エアコンにフィルターをつけること」。
フィルターをつけるだけでもエアコン内部のホコリ汚れをしっかり防いでくれます。
しかも、フィルターは100均でも売っているので、費用もほとんどかかりません。
フィルターをつけた状態で冬の1シーズンを終えるとかなりホコリがついていました。
1シーズンでこれだけのホコリを防いだと考えるとかなり効果的。
夏や冬にエアコンを使う時にはつけておきたいですね。
なるべく衛生的にするためにも、掃除やフィルターなどでしっかりとホコリ・カビ対策をしていきましょう。
ほとんどのご家庭でエアコンは必須だと思いますので、季節の変わり目にはしっかり綺麗にしておきたいですね。
ハウスクリーニングやエアコンクリーニングはプロにおまかせ!【ユアマイスター】