大掃除と言えば、12月という方は多いと思います。
実際に我が家でもいらないものを捨てたり整理したりするのは今でも年末頃に行っています。
ただ、整理ではなく、水を使う拭き掃除などは暖かくなった春に行うようにしています。
今回は冬ではなく春に大掃除をするメリットを紹介したいと思います。
年末の大掃除は日本だけ?
実は欧米などの海外では年末の大掃除という習慣はありません。
(実はある所もあるかも知れませんが…)
年末の大掃除の由来は?
日本の大掃除は平安時代から行われているといわれているすす払いが由来だと言われています。
「すす払い」とは、新年に年神様を迎えるための準備の行事でした。
江戸時代には12月13日に行われるようになり、最近では12月の年末に大掃除をする人も増えてきたため、年末の大掃除のイメージがより強くなっています。
日本で年末に大掃除をするのは、このような伝統的な行事が由来になっています。
海外では主流のスプリングクリーニング
それでは、日本以外の国では大掃除をしないのかと言うと、そういう訳でもありません。
海外、特に欧米では「スプリングクリーニング」といって、春に大掃除を行う国が多いようです。
気候もあると思いますが、寒い冬に暖炉などを使う習慣があるので、すすの汚れを落とす意味でも春の方が良かったのだと思います。
日本も海外も何気に「すす」が関係していますね。(言いたかっただけです。)
春の大掃除のメリット
我が家では、元々は年末に大掃除をしていたのですが、今の仕事が年末が一番忙しいので冬の大掃除が出来なくなってきました。
「暖かくなってからした方が効率も上がるし」と、理由をつけて後回しにして、ちょっと手が空いた春に大掃除をしてみると効率が上がったように感じました。
実際に春に大掃除を行う事で、以下のようなメリットがあります。
寒くないので効率が良い
春から初夏は気温も暖かくなってくるので、何かと効率が良くなります。
雑巾掛け
雑巾掛けも冷たい水を我慢しながらする必要もなくなります。
そのため、雑巾を絞ったりする事もサッとでき、拭き掃除の効率は冬と比べてグッと上がるでしょう。
部屋の換気
外が寒くないので、掃除機をかける時にも窓や扉を開けっ放したままでも問題ありません。
少し臭いのある洗剤の使用もどんどん行えるので部屋の換気が出来る事は重要です。
外の掃除
冬の外掃除は、寒くて外に出るのも少し躊躇してしまいます。
春であれば、外の掃除やホースなどで水を使った掃除をするのにも特に抵抗もなくなります。
外に出ても冬と違い体が縮こまらないので動きやすく、効率の良い掃除が出来るでしょう。
汚れが落ちやすい
先ほどの換気の部分で書いたように洗剤をどんどん使えるので、汚れが落ちやすいのもメリットです。
気温が高いので単純に油汚れなども冬と比べて格段に落ちやすくなっています。
窓掃除をした後にすぐ結露でカビが発生するなどもほとんどありません。
季節の切り替わりでタイミングが良い
年末であれば、冬の半ばでの掃除となるため、使っている途中のものを掃除するなどで非効率なところがあります。
春から初夏にかけての掃除であれば、掃除をする上でのタイミングもぴったりです。
例えば、
冬の暖房のエアコン汚れを綺麗にして、夏のクーラーのための掃除にもなる。
梅雨前に掃除をする事でカビの発生を抑える事ができる。
冬物の片付けも同時に行う事ができる。
などがあります。
まとめ
我が家では、たまたま年末に時間がない事から春に大掃除をするようになりましたが、日本でも年末ではなく暖かくなってから大掃除する人も増えてきているそうです。
季節的には春じゃなくて秋にするのも良さげですね。
今回のポイント
- 春にする大掃除が暖かいので効率が良い
- 大掃除を春にすると汚れも取れやすい
- 掃除をするのは季節の変わり目がベスト