子供が小さい頃は夜の寝かしつけは大変です。
しかも、昼寝をしないまま夕方の5時や6時になってから寝てしまった時は、夜になかなか寝てくれず、深夜まで子供が起きているという経験をした方も多いのではないでしょうか。
ちなみに我が家では、一度朝の4時まで寝てくれなかった事があります。
それからは、夕方に寝てしまった場合には少し寝させてあげてから起こすようにしています。
ただ、起こすタイミングによっては大泣きする場合もありますので、適切なタイミングで起こす必要があります。
小さい頃は睡眠周期も違う!?
大人の睡眠周期は良く知られている通り、ノンレム睡眠とレム睡眠のセットを90分毎に繰り返しています。
ただ、実は子供の頃は年齢によって、この睡眠周期の時間が異なっているため、大人と同じように考えて90分のサイクルに合わせて起こしていると、返ってスッキリ起きれなくて大泣きしてしまう事になります。
2歳までの子供の場合
生まれたばかりの赤ちゃんから2歳までの間は、ノンレム睡眠とレム睡眠が明確に別れておらず、周期も40〜60分ほどと大人と比べるとかなり短い時間となっています。
赤ちゃんが昼も夜もすぐに目が覚めやすいのもこの周期が短い事が少し関係しています。
この頃は放っておいても少ししたら目が覚める事が多いと思います。
なかなか目を覚まさない場合は、本寝に入っている可能性もあるので起こさないように着替えをさせてベッドに連れていってあげるのも良いでしょう。
すでに歯がある程度生えてきている場合は、簡単にでもいいので出来るだけ歯磨きをしてあげましょう。
こちらの記事で寝る前の歯磨きについて紹介しています。ぜひご一読ください。
夜寝る前は必須!子供が嫌がっても歯磨きをするべき理由
2~5歳頃の子供の場合
2歳以上になってくると、ノンレム睡眠とレム睡眠も明確に分かれてきます。
ただ、まだ睡眠周期は60~80分と大人より少し短い周期ですので、起こす時は1時間を少し過ぎたぐらいが良いかと思います。
この頃がタイミングを間違えると起きた後で泣き続けたり、かと言って起こさなければ夜に寝られなくなるなど、一番難しい時期になります。
夕方に寝てしまった場合は起こすべきだと思いますが、なるべく夕方に寝ないような工夫をしていく事が大事です。
5歳以上の子供の場合
5歳以上になるとほとんど大人の睡眠周期に近くなってきます。
10歳になる頃には、ほとんどの子供は大人と同じ約90分の睡眠周期となってくるでしょう。
このぐらいになってくると、よっぽどクタクタで疲れていなければ、ご飯の時にさっさと起こしてしまいましょう。
多少の事ではぐずったりしないと思います…多分。
夕寝をさせない3つの方法
子供が小さいうちは、特に2歳ぐらいから幼稚園に行き始めるまでの頃は、夕方に寝てしまった時に起こすのは何かと大変です。
ですので、なるべく昼寝が夕方になってしまわないように工夫していきましょう。
しっかり昼寝をする
それが出来ればやっている!と思われるかもですが、やっぱり昼寝をしておくのが一番効果的です。
午前中、あるいは昼過ぎにでも走り回ったりして遊ばせてあげましょう。
お風呂に入ってスッキリさせる
もうすぐご飯という時に少し眠たそうにしている場合は、先にお風呂に入るのも効果的です。
一旦、お風呂に入る事でサッパリして少し目が覚めてきます。
ただ、起きてる限界ギリギリの場合は、お風呂から上がるとご飯を食べたり歯磨きをする前に、すぐ寝てしまう可能性もあるので気を付けましょう。
早めに後は寝るだけの状態にする
1日中かなり走り回ったりしているのに昼寝をしていない場合は要注意です。
おそらく一度寝ると朝までコースになる可能性もあるので、夕ご飯や歯磨きを少し早めて寝てしまってもいい状態にしましょう。
夕寝ではなく、本寝にする事で朝まで寝ていてもらいましょう。
入れるならお風呂も入っておきたいですが、順番的に入る前に寝てしまった場合は、翌日の朝のお風呂でもいいと思います。
まとめ
できれば夕寝をしないようにしていきたいですが、夕方に寝てしまった場合は、睡眠周期を意識しながら起こしてあげましょう。
大泣きしてしまった場合は、まだ寝たいのに起きてしまった事が原因だと思いますので、しっかり目が覚めると泣き止むことが多いです。
我が家では、子供たちが大泣きした場合は、少し時間を置いてからお茶などを飲ませてあげるか、音楽や音の鳴るおもちゃ(手で触ると音が出るタイプ)で遊ぶ事で何とかやっていけています。
今回のポイント
- 子供の頃は大人と睡眠周期が違うので意識して起こしてあげる
- しっかり昼寝する事で夕方に眠くならないようにする
- 夕方に眠りそうな場合は、朝まで寝てしまってもいいように準備しておく