ほとんどのご家庭でされているだろう子供への絵本の読み聞かせ。
読み聞かせすることで、子供の想像力や語彙力が豊かになる、頭が良くなるなど、いろんな効果が期待できると言われていますので、子供が「読みたい」と思う以上に親が「してあげたい」という気持ちが強いものです。
ただ、よく動き回る子で特に2歳頃は、上手く絵本の読み聞かせをする事が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、2歳児への読み聞かせのポイントを紹介します。
2歳の頃の読み聞かせは難しい?
年齢毎の読み聞かせで考えると、1歳頃は、まだ読み聞かせというよりも、絵をみたり、「びよ~ん」みたいな擬音を楽しむといった感じに。
そして、3歳以上になってくると、絵本の内容も分かってきて、ストーリーを楽しむようになってきます。
ただ、その間になる2歳頃は、絵だけでは物足りなくて、内容は少し分かるものの、ストーリーを楽しむには少し早いという難しい年齢です。
いろんな事に興味を持つ歳でもあるので、絵本の読み聞かせをしようとしても中々聞いてくれない事も多かったり…。
そんな時は、次の3つのポイントをおさえて読み聞かせすると、上手くいったりします。
読み聞かせの3つのポイント
- 読み聞かせの環境を整える
- 読み方を工夫する
- 子供に合った絵本を選ぶ
読み聞かせの環境を整える
やっぱり何事も物事には環境が大事です。
絵本の読み聞かせを始める前に、子供の様子や部屋の環境などを注意しておきましょう。
普段大人しく聞けない子供も、時間や場所を変えてみると上手に聞ける事もあるかも知れません。
子供のタイミングに合わせる
大人でも本や映画を観たい時もあれば、それよりも他の事がしたい時があります。
子供も同じように絵本を読んで欲しい時もあれば、早く眠りたい時もお絵かきやおもちゃで遊びたい時もあるものです。
子供が嫌がっている時は、無理に読み聞かせをするのは止めておきましょう。
子供の絵本用に背の低い本棚があれば、子供自身が自分で本を持ってくる事ができるので、絵本が読みたいタイミングも分かりやすいですね。
絵本に集中できる環境をつくる
読み聞かせをする時は、絵本に集中できるように静かな環境をつくるようにしましょう。
テレビやラジオなどが流れていると、声や音楽が気になって集中できない場合もあります。
特に上のお兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合は、いつも見ているテレビ番組の時間帯は避けるようにした方がいいですね。
読み方を工夫してみる
「読んで~!」とせがんできた割に、少しすると興味を失ってしまう事って多いですよね。
そんな風に読み聞かせが上手くいかない場合は、読み方を少し工夫をする事で上手くいくかも知れません。
読み方を変えてみる
抑揚をつけて読んだり、感情を込めて読んだりと、読み方に少し変化をつけると子供も喜んで聞いてくれます。
子供の頃にディズニー映画のアニメが好きになるのも、動きやセリフが大きく楽しいからという理由もあるのかもですね。
それに、親も登場人物になったような気持ちで読むと、楽しめたりします。
ただ、単調な読み方の方が良いという話も聞きますので、子供に合わせた読み方をしてあげましょう。
読みきれなくても大丈夫
絵本に興味があって自分で絵本を持ってくるものの、途中で飽きてしまってどこかに行ってしまう事もよくあります。
また、気に入ったページを行ったり来たりして、子供のペースに合わせるとなかなか進まない場合も…。
そんな時でも、同じページでも絵に合わせたオリジナルストーリーを創ってみたり、背景の絵や登場人物に「〇〇も喜んでるね〜」と新しい情報を探してみたりすると、同じページや途中のページで止まってしまっても楽しむ事ができます。
最後まで読まなくてはダメというのではなく、まずは途中まででも絵本を楽しむ事から始めていくのも良いですね。
子供に合った絵本を選ぶ
子供の年齢や興味に合った絵本を選ぶ事で、絵本への集中力や理解度が上がっていくものです。
どんな本が良いか分からない場合は、図書館にいっていろんなタイプの本を借りてみましょう。
何度目かで、子供にぴったりハマる絵本が見つかると思います。
また、最近では絵本の試し読みが出来る絵本のナビサイトがあるみたいです。
実際に試してみたのですが、全ページ試し読み出来たり、他の人のレビューを確認したり出来るので、ここで調べてから気に入った本を購入するのも良いですね。
dポイントが利用できるので、ポイントが貯まっている方は、絵本の購入がdポイントでも可能です。
年齢に合った絵本を選ぶ
一括りに子供向けの絵の多い本を絵本と考えてしまわずに、年齢に合わせた本を選んであげることも大事です。
個人で違ってはくるものの、1歳頃はほとんど絵だけの絵本や仕掛けのある絵本、2〜3歳は少し文字のある簡単な絵本、4歳ぐらいからストーリーのある絵本というように、段階を追って読む本を選んであげましょう。
私がやってしまいがちなのですが、図書館などで中身を見ないで表紙で絵本を選んでしまうと失敗が多いです。
そうやって借りた本に限って、いざ読もうとした時に文字が多くて少し難しい本という事が多かったりします。
少し難しい本でも、どうしても読みたがっている時は、意外と子供が興味を持つ場合もありますので、読んであげましょう。
やっぱり大体はすぐに飽きてしまいますが…。
興味のある絵本を選ぶ
身近にある事や興味のある事の絵本だと、絵本の内容も分かりやすいのか、上手に読める事が多いです。
現在2歳の長男は、ゾウと自動車が大好きで、主人公や物語のメインがゾウや自動車の場合は、反応が全然違います。
他の絵本の時は、読み終わった後に別の絵本を取ってきたり、違う事をして遊び始めるのですが、興味のある絵本の時は「もう1回!!」と3~4回ぐらい連続で読み続けたりする事もあります。
実際に興味がある事なので、絵本と現実の事柄を結びつけやすくなり、内容も理解しやすいのだと思います。
子供も大人も楽しんで読む
絵本を通じて親子のコミュニケーションをはかったり、子供の成長を感じたりできるので、いろんな絵本を読んであげましょう。
子供だけでなく、大人も絵本の時間を楽しむようにすると、それが伝わって子供ももっと絵本の時間が楽しみになってくるものです。
無理に絵本を読ませようとするのではなく、大人も子供も楽しいから読むというようになるのが1番良いですね。